京都産業大学2015年、創立50週年 むすびわざ コーオプセミナー StudentWeb



一朝一夕じゃ無理や!

 岡山県教育委員会主催の教育研修会で東田先生が講義をされた。

そこで、実例を伝える際に、教え子である私たち2期生の5名(岩坂、加武田、濱、三谷、山下)が、

40分に及ぶプレゼン及びスピーチを発表させていただいた。

 

間が期末テストだ、夏休みだと言っている間に準備に取り組んできたのだが、

「学生目線で、3年間のプログラムや成果について語る」という今回のミッションに対して、

私自身は不安が大きかった。と言うのも、4カ月のインターンシップや就活を終えたのはいいものの、

「プログラムの狙い通りに自分が行動した」という実感が持てないがゆえに、

自分の経験を成果として伝えることに自信が持てないでいたからだった。

 

しかし、その不安を払拭する転機が訪れた。

8月28日(本番の前日)、先生の家にお邪魔して、プレゼンを仕上げるために発表を見ていただいていた

ときのことである。

「これまで、山下の仕上げたプレゼンを見たことがないんよな。」と、東田先生。

これまで、と言うのは2年次の事前学習を含め、がっつり時間と労力をかけてプレゼンをしてきたこと

指している。そういう場があっても、完成を見せられないという弱点を指摘された。

 

その原因は、見通す力や段取りを考えるという力が尽く養われていないことにあるのだが、

今回のプレゼンが“仕上げたプレゼンを体験するため”に与えられたチャンスだと知ると、不安や劣等感で

縮こまっていたこれまでの準備時間を、自分はなんて勿体ない使い方をしてしまったのだと後悔した。

 

それと同時に、何度か聞いたことがある「笑顔や表現力といった長所を武器にすれば・・・。」という

先生の言葉を、やっと受け入れることができた。今回が、長所を磨くために、次のステージに繋げるチャンスだと認識した瞬間だった。

 

発表前夜は、先生とマンツーマンの細かい表現指導をいただいた。

他のメンバーに見てもらったり、発表を動画に撮るためにパソコンと睨めあいっこをしたりして、

朝4時過ぎを迎えた。

 

朝5時20分、宿泊先を後に車で岡山まで向かった。

 

たった数時間の練習では、本番前の自信には繋がらなかった。

 

しかし、今回最後に粘ったからこそわかったことがある。

例えマンツーマンの指導があっても、理想の発表は一朝一夕では完成しない。

最初に段取りをしっかりして、最後に仕上げる時間を十分にとること。

これが私には必要らしい。

 

今回のプレゼンは正直、「勝」ではない。

しかしながら、自分の弱さや甘さに気付く確かな学びがあった。

 

これを、次にどう生かすか。ここが一番重要だ。